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円〜

ドキドキ円柱「サイコロ積み木」

XXL Torreta

エピソード1自分たちで保管ルールを決めるきっかけに(3、4、5歳児クラス)

A園のこの積み木遊びのコーナーでは、遊び方のガイドに示された通りに、出た数と色を積み上げて遊ぶ子どもが多かった。しかし、それ以外にも特定の色を出す遊びや、積み木を家に見立て、他の道具や人形を使ってごっこ遊びをする姿も同時に見られた。保育者によると、積み木のごっこ遊びが始まると、長時間にわたって遊ぶ子どもが多いという。この遊びが終了し、片付けの時間になると、一人の女児が保育士にサイコロを手渡していた。その姿を見て、「積み木と一緒にしまっておかないの?」と尋ねたところ、サイコロ積み木で遊びたい子が多くなり、遊びたい子がサイコロを隠すようになってしまったため、サークルタイムでサイコロの保管の仕方をめぐって、話し合いの場が持たれたという。子どもたちの話し合いの結果、遊びが終わったら先生に預ける、というルールに決まったのだった。

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エピソード2見守っているだけで楽しいという成長(3・4歳児グループ)

この日は年長児が園外活動で不在だったため、3歳児と4歳児のみでの自由遊び活動となった。ドキドキ円柱「サイコロ積み木」のコーナーには、4歳児クラスの男女混合(男児4名・女児2名)グループが一緒に遊んでいた。遊びには、保育者は一切関与しておらず、子どもたち自身で考案した遊び方で遊んでいた。例えばこの日は積み木が5色あることから、担当の色を自分たちで決め、色別に分かれて積み木を積んでいた。5か所に分かれた子どもたちは、順番にサイコロを回し、出た色とサイコロの数をもとに、中央に積み木を積み上げていく。子どもたちは、「次は〇〇ちゃんだよ」とお互い声を掛け合い、自分たちで決めたルールに従い、遊びに興じていた。子どもの数が6人いたことから、一人は余りとなるが、余った一人も一緒にその場を楽しみ、子どもたちは、40分間集中して遊ぶことができていた。保育者は、「年度始めは、ここまで集中できなかったですし、グループで仲良く一緒にという今日のようの遊び方はしなかったですね。例えば、あの子は自分の積み木がなく、じっとみんなの遊びを見ていますよね。これが昨年だったら、『僕のがない!』と言って、隣のお子さんの積み木を取っちゃうとか、壊しちゃうとかそういう動きをしていたと思います。このように『見守っているだけで楽しい。そこの雰囲気に自分がいるだけで満たされる』っていう思いになって、友達と一緒に遊べるって、すごい成長ですし、驚いています」と語られた。5歳児にとっては日常的な「調和遊び」が4歳児もできるようになり、「お互いを思いやることで、気持ちが充実する感覚」を、この「ドキドキ円柱『サイコロ積み木』」での遊びを通じて獲得していたのだった。

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エピソード3どんどん遊びを考案する5歳児(5歳男児グループ)

新年度を迎え、新しいクラス体制となり1か月が過ぎ、子どもたちの活動にも落ち着きが見られるようになってきた。新年度の4・5歳児は、ラーニングマテリアルが好きな子どもが多く、3〜 4人組のチームになり、遊んでいる姿がよく見られている、とのことだった。とりわけ、年長の5歳児は、子ども自身が遊び方をよく考え、創意工夫をしながら遊ぶ子どもが多いようだ。

この日も5歳児クラスの男児5人が「ドキドキ円柱『サイコロ積み木』」で遊んでいた。どこの園でも積み木をタワーのように積み上げていく姿がよく見られるが、この日は、全部の積み木を使って何が作れるか、どうやったら遊びが広がるかを考えて相談しながら遊ぶ姿を見ることができた。いろいろな遊び方を考え、挑戦していたが、例えば、細長い5の数字の目がプリントされた積み木を最初に横一列に並べ、その後、サイコロを順番に振り、出た色と数字を、その上に右の柱から積み上げて遊ぶ様子が見られた。この遊びでは、サイコロで5の目が出た場合は、ハズレとなり、次の子がサイコロを振るという。こうしたルールは、子どもたち自身で決め、遊びが成立していた。

この他にも、サイコロで6の目が出たら、1と2と3の三つの積み木を集める、もしくは3と3の積み木を集める、など足し算で組み合わせて6になる分だけ個々に考え、集め、それを取り分としてもらえるような遊び方もしていた。つまり、手元の積み木の総数を競い合うというゲームを考案し、互いに楽しむ姿が見られたのだった。

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