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円〜

「何匹とれるかな?」さかなとりゲーム

Balamari

エピソード1「Cくんも僕たちと一緒にやろう」(年長児クラス 男児グループ)

さかなとりゲームでは、普段一緒に遊ぶことが少ないという年長児4人の男児が一緒に遊んでいた。この玩具は人気があり、逆にたくさんの子どもが集まってしまい、遊べないことが続いたという。そこで、サークルタイムで話し合うことにした。何人だったら一番やりやすいかを話し合い、4人グループをいくつか作り、グループごと順番に遊ぶことにしたという。

この時の4人グループは、3人が長男で慎重派、1名が次男で年の離れた姉がおり、普段は「マイルール」を押し通したい性格だという。この日は、4人の中で決めたルールに従って遊ぶ姿が見られ、皆んなで話し合って決定事項に従っていた。慎重派の3人は、失敗するのが嫌で、ついつい慎重になりがちになるようで、残り1人が良きリード役になっていた。

この日は、4人で遊んでいる様子をダウン症児の3歳児Cくんが、青の厚紙カード(課題カード)に似た、「美ら海博物館のポストカード」を持って、保育士とともに見ていた。すると、4人グループの一人のDくんが、「Cくんも僕たちと一緒にやろう」と言い、Cくんにカードを一枚引いてもらい、そのカードにある色を、ターゲットの魚の巣の色とし、さかなとりゲームをしていた。年齢の違うCくんも4人グループとともにゲームに参加でき、5人で遊びが共有されていた。

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エピソード2子どもたちが自ら相応しい言葉を考え始めた(3・4・5歳児クラス)

C園では、導入時から人気のある遊びとしては、「『おおきなピンでおえかき』セット」や「『何匹とれるかな?』さかなとりゲーム」があげられていた。「『何匹とれるかな?』さかなとりゲーム」に関しては、最初は子ども同士の喧嘩が多かったという。具体的には、4人の子どもが四隅の布を持って遊んでいた時に、ゲームが開始すると「相手にメッセージを伝えたいがために、言葉が強くなってしまう場面が多く見られた」という。例えば、「下げて、下げて」「左だよ左、右って言ってない!」「そうじゃないの!サメの穴に入っちゃったじゃないか!」など言葉が直接的になってしまい、その言葉で傷ついてしまう子どもが出てきてしまったそうだ。言われた方の子どもも「そんな言い方、しないでよ」と喧嘩になっていったという。喧嘩が起きた時には、保育者はどのように対応していたのかを尋ねてみると、ある程度は子どもたちを見守り、強い言葉が出てきた際には、「そうだよね、そんな言い方されたら嫌だよね」と声掛けしていったという。

その後、どうしたら他人を傷つけないように遊べるかと子どもたちが自ら相応しい言葉を考えて遊ぶように自然になっていったという。現在は、年中や年長でチーム対抗して遊べるようになっている。この日も、「『何匹とれるかな?』さかなとりゲーム」で遊んでいたが、強い言葉は見られず、子どもたちは相手にも気配りをしながら調和して遊んでいた。ーニングマテリアルを通して、「遊びの持続性」「人間関係の構築」が育成されていたのだった。

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