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チームでつくろう

Team building

エピソード1「ここは雪国なの」(3〜5歳 女児グループ)

課題カードにあるように、街並みを作っていく子どもももちろんいるが、A園では、紙に道路や家などを描き、それらをつなぎ合わせて大きな街にしていく姿がよく見られる。この日は、課題カードを裏側にし、「ここは雪国なの」「真っ白な雪のところに木が立っているの」と冬景色を見立てて遊ぶ姿が見られた。遊びを通じて、子どもたちのイメージが広がり、遊びが展開していることがよくわかる。A園ではこの遊びは特に女児に好まれ、ごっこ遊びになることが多いようだった。

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エピソード2「ぼくパパみたいに大工さんになるんだよ」(3歳男児、4歳女児、 5歳女児)

この園での「チームでつくろう」遊びは、チームで組み立てるよりも、好きな課題カードをもとに個人で積み木を積み立てる姿を見ることが多かった。この日は5歳女児Sちゃんと4歳女児Mちゃん、3歳男児Hくんが3人で各々の課題カードに取り組んでいた。ちなみにこのマテリアルの課題カードには、1〜 3まで星マークで難易度が示されている。年齢が上の女児たちは、難しい難易度3に挑戦していた。Sちゃんは、「お家ができたよ。もっと難しいのがあってもいいな。星4つでもいいよ」と述べていた。

Hくんは、3歳児クラスの男の子だが、父親が工務店勤務のため、建物に興味関心があり、熱心に家を組み立てていた。Hくんは、「僕ね、パパみたいに大工さんになるんだよ」と話していた。保育士によれば、親の職業の影響もあり、ラーニングマテリアルの中でも「チームでつくろう」が好きでこのコーナーに頻繁に来て、組み立てているという。子どもたちは遊びが終わると自ら積み木を箱に片付けていた。

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エピソード3多国籍背景の児童と。会話はなくとも共有していた同じ世界観(4歳児 5歳児)

「チームでつくろう」はどの年齢の子どもにも人気があり、常に遊ぶ姿が見られると保育者は話す。4・5歳児は、課題カードを見ながら、積み木で建物を作って遊んでいる。この日は、5歳児の男児3人組と、5歳児の女児1人と4歳児女児1人の2人組の計5人が同じ空間で遊んでいた。男子組は、「これ展望台なんだよ」「僕は高層マンションを作っているの」などと個々で想像力を膨らませ、思い思いの建物を作っていた。

他方、女児二人は、課題カードの見本をもとに積み木を積み上げていく。女児の一人は、保育者が面倒見の良いと話す5歳児のKちゃんであり、もう一人は、ベトナム人女児、4歳児クラスのDちゃんだった。先生が、「Dちゃん、何をして遊んでいるの?」とDちゃんに話すと、Dちゃんは、「むずかしい。わかりません」と答える。Kちゃんは、「Dちゃんはね、外国から来たばかりだから、あまり(日本語が)話せないんだよ」と伝え、Dちゃんの目をじっと見ながら、赤い積み木を差し出し、「Dちゃん、おうち、つくる?」とジェスチャーを交えてコミュニケーションを図ろうとしていた。Dちゃんが、「わからない」と言うと、Kちゃんは、「ハウスだよ、大きな・大きなハウスだよ」と知っている英語の単語を使い、手を大きく広げて説明する。「ハウス、うん」とDちゃんは答え、二人で建物をつくろうと積み木を積み上げ始めた。二人は、会話はなくとも、ラーニングマテリアルを通じた同じ世界観を共有していた。

このように、5人は異なる遊びをしながらも、肩を寄せ合い同じ空間を楽しんでいたのだった。

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エピソード4「三角と三角をくっつけると四角になる」(5歳児グループ)

B園では、年長児は、昨年から「チームでつくろう」で遊び続けていることから、遊び方がよくわかっていた。女児4人が「チームでつくろう」を使って、先生と遊び始めた。最終的には女児2名がテーブルに残った。保育者によると、この二人のうち一人であるMちゃんは、形を作ったり、物を組み立てて遊んだりすることが特に好きな子供だという。この日も課題カードを見ながら次々に家を組み立て、先生にできたことを知らせてきた。

女児4人の遊び方には、個人差があり、Mちゃんのように積み木が得意な子もいれば、「すべすべな木で出来ているから、滑っちゃって、スルスルと落ちちゃうの」と表現し、積み上げることが苦手であることを伝えてくる子どももいた。複数の子どもで遊んでいるため、積み木の数が足りなくなると、Mちゃんは「四角が欲しい時、なくても大丈夫なんだよ。三角と三角をくっつけると四角になるからこれを使えばいいの」と自身の頭で形を思考しながら家をつくっていた。最終的にMちゃんは、8つの家を作り、先生に「Mちゃん、8個もできたよ」と伝えてきたのだった。

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D園は、自由遊びで毎回1時間あそんでおり、中でも「チームでつくろう」は人気のおもちゃです。見本カードを見ながら作る子ども、自由に作る子ども、それぞれ集中して取り組む姿が見られました。建物を作り終えると、小人の人形を使ってごっこ遊びを始める様子が見られました。パズルの要素と家づくりの要素を、子どもたちが自分で選んで自由に遊べています。動物おもちゃやTVアニメの人形、電車のおもちゃなどとの相性も良く、いろいろなおもちゃが登場して街を広げていったり、盛り上がりながら楽しんでいます。(※画像はイメージです。)