「さわってあてようゲーム」セット(なんだろうbox)
Touch and feel box
エピソード
エピソード1「つるつるしています。でも、外側はザラザラです。」(3・4・5歳児クラス)
A園では、自然野外活動と室内遊びの連続性を大切にしており、毎日近くにある、小川のある公園などで活動をしている。全体的な計画においては、現在は「冬の自然」「氷」「氷柱」「水(川・海)」などがテーマになっているという。この日の活動では、ラーニングマテリアルの「『さわってあてようゲーム』セット(なんだろうBOX)」の中に、自分たちで拾ってきた自然物を子どもたちが入れて遊んでいた。中に入っていたものは、「松ぼっくり」「木の枝」「丸く切られた木」「どんぐり」「ゆりの木」などであった。木もいろいな形があり、子どもが保育者と共にノコギリで切ったものだという。
4歳女児Qちゃんは、「はい、並んでください。穴に手を入れて当ててください」と述べ、子どもたちが順番に穴に手をいれ当てていく。保育者も適度に以下のように声がけしていた。
保育者:「どんな形ですか?」
子ども:「丸い形です」、
保育者:「触った感じはどうですか?」
子ども:「つるつるしています。でも、外側はザラザラです」、
保育者:「それは冷たいですか?」
子ども:「冷たくはないです。少しひんやりします」などと答えている。別の子どもは、「どんぐりを剥いてみたらどうかな」とどんぐりを剥いて、「あっ、どんぐりの皮も入れてみます」とBOXの中に皮も入れていた。保育者は、「どんぐりの皮を剥くと中から何か出てくるね。中に入っているものの名前知っている?」と子どものたちの興味・関心を引き出していた。
エピソード2クラスの朝の会に使っています(検証園にて)
クラスの朝の会に、お誕生月の子が手を入れて「何が入っているかな?」ゲームに使っています。クラスみんなでドキドキする時間が、特別感があって私も子どもたちも大好きです。(何を入れるか子どもたちと考えるのも楽しいです。)
手を入れて触る役だけではなく、お題をを出す役も楽しんでいる様子が見られました。中に入れるものの組み合わせとルール次第で、さらに色々な遊びに発展させることができると思います。(※画像はイメージです。)