空間遊び「ビジオ」
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エピソード
エピソード1自分たちのストーリーを語り始める2人(5歳クラス 女児)
空間あそび『ビジオ』」の遊びは、1人で集中するか、2人組など少数で遊ぶ姿が多く見られた。最初は、絵カードを用い、その絵の通りに配置していくが、そのうちに独自のイメージが湧いたのか、自身のストーリーを展開させ楽しんでいた。
5歳児クラスのHちゃんは、「ペットはね。犬と猫。人と人は一緒に置くの、仲良しだからだよ。動くものは、自転車とバイクだよ。」と種別グループごとにピースを分けて遊んでいた。すると他の女児Bちゃんが加わり、「飛ぶもの知っている?」と話しかける。Bちゃんの手には、気球と飛行機のピースがあり、「これだよ」と示し、マグネットで取り付くホワイトボード面の配置に加える。Hちゃんは、「聞いて聞いて。この人が草を集めて、この女の人はそれを手伝っているの。草は、トラックに乗せて、この家の前に積むんだよ」と自分たちで考えたストーリーを語っていた。
言葉に対する感覚を豊かにし、友達と言葉で伝え合いながら心を通わせる姿があった。
エピソード2まず大人が、説明や問いかけをしてあげましょう(検証園にて)
子どもたちだけで遊び方を発見するのは難しいと思います。そのため、絵カードの見方や、鏡面と磁石面の使い方を説明してあげる必要があります。一度やり方を覚えると、磁石にくっつく型を探したり、鏡面に半分の型を並べてみたり、自由に遊びだす姿が見られました。言葉で場面を説明する練習には大人が問いかけをしてあげるとより遊びが発展します。