3D立体造形
3D creations
エピソード
エピソード1「分身の術!」(5歳 男児)
「3D立体造形」を、付属している鏡に映して、5歳児男児2人が遊んでいた。「おー、立体が倍増している!」「進化系だ」「分身の術」などと発言があった。その横では別の5歳男児が三角積み木を交互に配置し、模様を変えてデザイン作成を楽しんでいた。
そのうち、その3人も、隣で展開していた別玩具である「てんとうむしの数あそび」を用いた遊びに参加し、「僕もてんとうむしを飛ばせたい!」と「てんとうむしの数あそび」の付属の羽型パーツを広げ置く姿があった。
このように、園内環境として様々な玩具を自由に遊べるように配置していることによって、自由に模様や形を思考し、遊ぶことを発見していた。
エピソード2赤い積み木を二つ重ねて、人形に(3歳 女児)
C園では、3歳児クラスの女児2人が「3D立体造形」で遊んでいた。2人組の一人、Kちゃんは、「これはね、積み木にして遊んでいるんだよ。鏡に積み木を写すと面白いんだよ」と見本カードどおりに立体を積み上げていくのではなく、自由に積み上げて、鏡に写った立体の姿を見て楽しんでいた。
そのうち、赤い積み木を二つ重ねて、人形に見立て、ごっこ遊びに展開させて遊んでいた。相方のJちゃんは、Kちゃんに向かって、その積み木で作った人形を持って「お母さん、お腹空いたのでお菓子食べてもいい?」と話す。Kちゃんは、「うん、いいですよ。ジュースもどうぞ」と答えていた。